【2018巨人戦力外・引退まとめ】戦力外・引退の理由。移籍先や進路は?来季の予想も
(11月8日更新)
ドラフト会議の翌日、巨人は一挙に6人の選手に戦力外を通告。
正直、中井選手の戦力外通告には衝撃を受けた。
2018年に引退・戦力外通告を受けた選手についてまとめる。
その理由は?今後の進路や、これから戦力外通告を受けそうな選手も予想する。
目次から見る
引退した選手たち
今シーズン、引退を表明した選手は5人。
いずれも、V3時代の原政権を支えたベテランたち。彼らの引退には、時代の流れを感じさせられる。
杉内俊哉
ホークスからFA入団した背番号18。
ホークス時代には沢村賞を獲得、巨人時代にはノーヒットノーランを記録するなど、V3に貢献。
しかし、近年はケガに悩まされ、2軍で長らくリハビリ生活を続けていた。
2軍での生活のなかで、後輩を応援している自分に闘争心が無くなったことを感じ、引退を決意。
来季からは、ファームでの投手コーチとして選手を育てる。
キャリアハイがホークス時代だっただけに、何かと叩かれた杉内。しかも巨人の背番号18を背負って。
たしかに、巨人での活躍は、少し物足りなかったものかもしれないが、巨人の優勝に貢献してきたことは事実。
自身を超えるような投手を育てる名コーチとなってくれれば。
脇谷亮太
今シーズン、CS争いの真っただ中、突如引退を発表し、「ごめん、正直、いま脇谷の引退の話どころじゃない」とか思わせてくれたワッキー。
西武からFA移籍した片岡の人的補償として、西武へ移籍後、再びFA権を獲得して巨人に戻ってきた。
普通、人的補償で出されたとあっちゃ、巨人を恨みそうなものだが、律義に帰ってくるあたりに巨人愛を感じる。
由伸巨人1年目には、代打、代走、守備要員として重宝されたが、正直、打撃成績はそんなに良くなかった。
脇谷出すなら、大田使ってくれよ!!と怒りに燃えたことも多かった(笑)
そうやってムカついてる選手に限って、僕が試合を観に行った日に活躍するのは何故だろうか。生で見た脇谷のサヨナラホームランは、たぶん今後忘れられない一幕になるだろう。
引退を表明したあとの2軍戦では、代打で登場したにもかかわらず、申告敬遠をされるなど、ひどい仕打ちを受けている。
苦労だらけの脇谷の野球人生を物語っているようで、なんとも言い難い感情になってしまった。
スカウトに就任が決定。
寺内崇幸
V3時代のユーティリティプレイヤー。近年はどんどん出番も減って行き、戦力外通告を受け引退を決意。
2013年のポストシーズンでは、マエケンから3ラン、マー君からソロホームランを放つなど意外性のある打撃力が印象深い。
守備は、常に一線級で、守備要員として重宝されていただけに、巨人の守備コーチへ転身もあるかと思っていたが、現時点で進路は未定。
来季のコーチ陣発表に名前もないが、しばらくしたら巨人に戻り仕事を与えられるだろう。
山口鉄也
育成から這い上がった鉄腕も、今季限りで引退。
V3時代には、とにかく投げまくっていた。そしてまったく打たれなかった。
全盛期の佐々木主浩にように、もうマウンドに立っただけ、終わった、と思わせる凄いピッチャーだった。
しかし、あれだけ投げれば当然故障も付きまとうもので、由伸政権へ移行してからはまったくと言っていいほど活躍できていなかった。
今後の進路は未定だが、いずれ投手コーチに就任するだろう。
西村健太郎
セーブ王も獲得した俊才だが、故障に泣き、引退を決意。
堀内政権時代に先発投手としてデビューしたが、政権交代と共にクローザーへ転向。
内角をえぐるシュートを武器に数々の修羅場を戦い抜いた。
実は結構なアニメ・アイドルオタクであり、登場曲をアニメ曲「ハレ晴レユカイ」にしようとしたが却下されたらしい(笑)
今後、もちろんコーチとして野球に携わることにもなるのだろうが、せっかくの趣味を活かして、幅広く活躍してほしいと個人的には思っている。
戦力外通告を受けた選手たち
ドラフト会議で新戦力が加入すれば、必然、切り捨てられる選手も出てくる。
とくに、今季は監督の交代により、由伸監督にとって必要だった選手が、原監督にとっては必要ないと判断されてしまうこともあるだろう。
中井大介
突然の戦力外通告に涙。
2打席で替えられた四番。球団のメモリアルアーチ1万号……
このブログでもたびたびネタにしてきた伝説の男だが、その伝説が巨人で見られなくなるのは寂しい。
ご存知の通り、今季は出場試合数のわりに結果が出せず、戦力外も致し方ないと言ったところか。
代走守備要員なら、他の若手でも務まるだろうし。
ただ、東京ドームに詰め寄っていた中井教団と呼ばれる熱狂的中井ファンたちが心配だ。
年齢は広島の丸と同じ29歳。トライアウトに現役続行をかけてもらいたい。
三重県民としては、鬼屋敷、高木隼人に続いて中井までいなくなってしまい残念で仕方がない。(辻も戦力外を受けて、三重県民全滅か……)
合同トライアウトへ参加予定→DeNAベイスターズが獲得
オープン戦ではそれなりにアピールしていたが、レギュラー獲得はならず。
篠原慎平
育成から支配下を勝ち取った男も無念の戦力外。
今シーズン、河野と共に起こしたインスタ裸動画事件で処分を受けていただけに、戦力外は誰もが予想していただろう。
だが、正直、投手としての能力にはまだまだ可能性を感じる存在。
果たして、こぶ付きの篠原を獲得する球団はあるのだろうか?
合同トライアウトへ参加予定
河野元貴
篠原と同じく、インスタ裸動画事件で処分された河野。
昨年は競争相手でもあった鬼屋敷が戦力外を受け、河野自身も崖っぷちの状況という中で、オープン戦でもそれなりの結果を残し1軍昇格。
それで調子に乗ってしまったのか、プロ野球選手としての自覚のかけらもない軽率な行動で、自ら戦力外になったようなものだ。
飲み会で騒いで裸になる……まぁ、僕自身も経験のある事だ。酔ってそういうノリになってしまうこともしょうがない。
だが、それをSNSにアップするなど、そこらへんのクソしょーもない大学生レベルのネットリテラシー。もうねアホかと。
能力的にも、今後他球団が獲得する可能性はゼロだろうし、ほんとこれからどうするの?
細々と、普通の人として生きていくしかないのだろうが、大丈夫だろうか。
合同トライアウトへ参加予定
辻東倫
名前が読みにくいが、とうりんではなく、はるとも。
由伸には現役時代から付き従う愛弟子、そのバッティングフォームは、師を彷彿とさせるフラミンゴ打法。
2軍では結果をたびたび出すものの、1軍で飛躍できず、エレベーター状態。それに加えて怪我。
由伸がいなくなったことも追い打ちとなったか、ついに辻も戦力外に。
とても個人的な話だが、実は僕は、2017年シーズンからは、辻のレプリカユニフォームで観戦していた。
同じ三重出身であり、僕の弟と同い年で高校野球をやっていたころは、対戦経験もあったなどと話を聞いていたので、一方的に親近感を抱き応援していた。
とくに2017年はよくジャイアンツ球場に足を運んでいただけに、今回の戦力外は悲しい。
今後は、育成選手として再契約か?他球団に行くのか、動向が気になる選手だ。
合同トライアウトへ参加予定→引退
成瀬巧亮
育成契約で8年間も戦い続けた投手。
名前も知らない人も多いだろうが、実は春季キャンプでは育成選手として唯一、1軍に帯同していた。
しかし、今シーズンも支配下登録はならず、ついに戦力外へ。
今後の進路は未定だが、年齢も年齢、本当にここまでよく、あきらめずに育成でやり続けたなと思う。
その根性があれば、きっと、野球以外の仕事だって頑張れるよ。応援してます。
Sponsored Link
青山誠
パワーに定評があった外野手。
飛ばす力はあったものの、技術が向上せず、戦力外に。
数年前までのパワプロなどをプレイしていると、パワーがみるみる成長し、ロマン型の大砲として主力にも成長した選手だったのだが、所詮はゲームの話。現実は甘くなかった。
現役続行を希望、合同トライアウトへ参加予定
田中大輝
育成投手。26歳。
報告です。 pic.twitter.com/62e81xOLjs
— 田中大輝 (@11Tndi) 2018年12月8日
戦力外になった選手の気持ちが沁みてくるツイート。
現在は巨人の打撃投手として活躍中。
松澤裕介
育成外野手。26歳。
合同トライアウトへ参加予定
リャオレンレイ
2016年のドラフトで、隠し玉としてドラフト7位で入団。
台湾出身だが、日本の高校に在籍した期間があったため、ドラフト指名できたという異色の経歴を持つ。
渡米経験もあり、身長は2m越えで色々と可能性を感じさせてくれたのだが、2年でクビに。
今季のファームでの成績は、2勝0敗、防御率2点台とそれほど悪くなかったのに、なぜ戦力外にされてしまったのだろうか?
25歳という年齢で、もう伸びしろがないと判断されたのか?今後の進路は未定だ。
トライアウト後に西武ライオンズが獲得。トライアウトは出来レースとも言われているだけあって、自由契約時点で西武移籍は決定的だったのかもしれない。
与那原大剛
名前の通り沖縄出身の投手。20歳にして戦力外通告を受けたが、今後、育成選手として再契約する見込み。
柿澤貴裕(契約解除)
えー、この人のことも一応書いておく。
球界のルパンこと柿澤貴裕。チームメイトの野球道具を盗み、転売した容疑でタイーホ。
人の道具盗んでないで技術盗めよ、などと皮肉られていたが笑えない話。
2軍では好成績を出していただけに、なにやってんだよ、という感じ。
しかもよりによって、外様。トレード相手の小山は、今季引退したので戦力的な損害はないにしても、イメージ的損害は大きすぎた。
というかね、こんなクズが巨人のユニフォームに袖を通していたということだけでも、僕は腹立たしいですよ。
ネットの発達で、たしかに盗品が売りやすくなった時代ではあるが、裏社会ならまだしも、そんなおおやけに売りさばいてたらバレるだろ。
馬鹿すぎてもう、どうしようもないね。ちょっと野球が上手い馬鹿ですよ。本当にムカついてしょうがなかった。
来季、引退・戦力外通告を受けそうな選手は?
現在崖っぷちの選手たちは?
今後、来期以降にも戦力外通告を受けそうな選手を予想してみる。
森福允彦
森福の11球の伝説を持つ名リリーバー……のはずだったのだが
巨人へFA移籍してからは、ほとんど活躍していない。
左のワンポイントではなく、勝利の方程式で起用されたいという本人の希望は虚しく散り、いまでは左のワンポイントですら務まらない始末。
FA移籍後にこれほどまで2軍漬けだった選手がいただろうか?
原監督の下で、復活なるか?現時点では、戦力外は秒読みだろう。
大竹寛
広島からFA移籍で巨人に入団。V3時代は目立たないものの、ローテを支えていた。
通算100勝まであと少しだが、年齢的にも、来季が最後のチャンスになるかもしれない。
個人的にキャラクターが好きな選手。なんとか100勝を達成し、引退後はラーメン評論家として活躍してほしいと勝手に思っている。
上原浩治
巨人が突如、自由契約を発表。
ただし、自由契約と戦力外通告は、似て非なるもの。
戦力外通告となれば、再契約の可能性は育成契約などを除き、再び契約される可能性は皆無だが、自由契約とはあくまでフリーになるということなので、再契約の可能性もある。
上原は現在、左ひざの手術のため、渡米中。手術とリハビリ次第で再契約or引退ということになりそうだ。
当初はメジャーで現役引退を示唆していただけに、他球団との契約はないだろう。
【その後、巨人と再契約を結んだ。】
橋本到
数年前までは大田、藤村、中井と共に、ジャイアンツ球場四天王という、名誉なのか不名誉なのかよくわからない呼び方をされていた中堅外野手。
強肩強打、我らの誇り~♪などと応援歌まであったのだが、最近はその強打はめっきり見られず、強肩もノーコンぶりが顕著で1軍で姿を見ることがなくなってしまった。
ファーム日本選手権では、猛打賞を放ち、優秀選手賞を獲得も、ポストシーズンに呼ばれなかったあたり、信頼の低さが伺える。
四天王最後の一人は、意地を見せられるか……残念だが、戦力外の日は近いだろう。
楽天への金銭トレードが発表された。地元仙台で最後のひと花を咲かせてほしい。
ケーシー・マギー
今季、132試合に出場し、打率.285、21本塁打、84打点という成績を残しながらも引退を示唆。
現在は自由契約だが、他球団はマギーを獲得するか?
もし、声がかからなければ、残念ながらこのまま引退の可能性もある。